顔を覚えられやすい人が無意識にやっている印象に残る裏技

お客様との面会にて

 

連休を終えて
またちょくちょくお客様と
会う機会が多くなりました。

 

 

そんなある日一人のリピートのお客様と
こちらの事務所で面会していました。

 

 

映像を使って
業務紹介をしたいという
ご要望をお持ちの方でした。

 

 

お客様が到着されてリビングを通ってもらい
応接ソファーに腰をかけてヒアリングスタート。

 

 

だいたい初対面の時には、
お互いに人間性を探り探りすると思いますが

 

 

2回目ともなると
まぁまぁ砕けた話もできるくらいの仲になります。

 

 

そんな時、お客様から
こんなことを言われました。

 

okyakusama
お客様

ベーさんって、記憶力いいですよね!?

besan
ベーさん

ん〜〜〜どうでしょう??苦笑
測ったことがないので、わかんないです!

okyakusama
お客様

いえいえ、だって”よく教えてくれるタイプ”やなぁと

besan
ベーさん

記憶力にタイプってありますかね??

okyakusama
お客様

大いにありますよ!

besan
ベーさん

初対面で何か教えましたっけ私??

okyakusama
お客様

wifiネットワークのパスワードを私が聞いたらいきなりランダムな全文字を5秒くらいでスラスラと言っていたのはちょっと驚きました。

okyakusama
お客様

ああいう別に覚えなくてもいい情報がスラスラと言える人ってことで結構記憶に残ってますね 笑

お客様から覚えてもらえてない原因

 

その時に、ふとあることに
気づきました。

 

 

待てよ

 

逆でも成り立つんじゃないんだろうか

 

 

たまに電話越しで
こちらの名前を忘れているお客様がいる。

 

 

これって
その人がこちらに何かを”教える”という行為が
欠けていたから名前すら忘れられてるってこと?

 

 

つまりは

 

 

お客様に覚えてもらえないということは
お客様が”教える”ことをしないからなのでは?

 

 

ということです。

 

 

私はヒアリングをする際に

 

 

「なぜ、OOが必要なのか教えてくれませんか?」
「なぜ、”今”、これが必要なのか教えてください。」

 

 

この様に、”教えてくれませんか?”と
今まで入念に聞いていました。

 

 

そう言った自分に対して

 

 

何かの情報を
”伝えるor教える”ということをした人たちは

 

 

結構な月数を経ても
必ず名前や面会時の行為を
記憶してくれているのです。

 

 

かたや自分が質問をして
動機が不十分な人や

 

 

「ん〜わかりませんね〜。」
などと曖昧な回答に終わる人は

 

 

“教える”という行為が特にないため

 

 

結局私の名前や特定の行為も
記憶に残っていないケースが
多々あります。

 

記憶に残るラーニングピラミッド

 

元々記憶するという行為は、
下記の様に分かれています。

 

 

1. 聞く(10%)
学校の授業などに代表される「講義」でしょうか?

 

2. 見る(15%)
視覚情報(黒板や教科書を見る)の方が「聞く」よりかは、
記憶定着率が微増するそうです。

 

3. 聞く&見る(20%)
既出の「聞く」と「見る」(映像情報)を組み合わせると、
定着率は20%に上昇するそうです。

 

4. 話し合う(シェアする)(40%)
学びに関することを仲間や講師(教師)と話しあうと、
「聞く&見る」の2倍の定着率となる40%にのぼるそうです。ワーク形式の勉強会etc

 

5. 体験する(80%)
学びに関することを、実際に体験すると80%が記憶に定着するそうです。

 

6. “教える”(90%)
学びは人に教えると、記憶への定着率が90%にもなるそうです。
進学率の高い学校は、生徒同士が教え合っている学習塾も存在します。

 

お客様から覚えてもらう為にいろんなことを教えてもらおう

 

このラーニングピラミッドは
学習内容だけでなく

 

 

人にも応用が聞くのです。

 

 

学校の先生も

 

 

悪さをしたヤンキーの生徒や
よく授業の質問にくる生徒をよく覚えています。

 

 

それは対面で直接教える
機会が多いからでしょう。

 

 

記憶したいこと
されたいことがあれば

 

 

「どんどん質問して相手から”たくさん教えてもらいましょう”」

 

 

そうすれば
いつでも相手の記憶の中に
“あなた”という存在が生き続けることでしょう。

 

(参考:吉田 新一郎『効果10倍の<教える>技術 授業から企業研修まで(PHP新書)』PHP研究所 2006)

 

 

(※この文章は、2018年の5月に書かれた文章です。)

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